Q & A よくある質問
- いろいろ相談したいのですが、相談料はいるのですか?
- 相談等は、原則無料です。 敷地調査等やその他の費用が発生する場合は、事前に連絡し、ご了解の上で業務を進めますので、ご安心下さい。
- 設計事務所って、大きくて、予算のある建物しかやらないんじゃ無いですか?
- そんなことは有りません。 狭い敷地で、廻りに建物が密集している条件でも中庭を造ったり、通風、採光、視線の広がりなど、工夫の仕方で解決策は有るものです。 予算計画でも、何が大切か、何を優先すべきか、じっくりと検討することがコストダウンにつながります。 それが設計だと考えます。
- 1・2千万の家でも相談に乗ってくれますか?
- もちろんです。ご相談下さい。
- いろんな人がいろいろな事を言うので誰を信用していいかわからなくなりますが、誰を信じていいんでしょうか?
- 多くの人の意見や雑誌インターネットの情報等を集めることは大切ですが、結論は、建設後の現在住まわれている方の生のお話を聞くことではないでしょうか?最終コストや各社の対応、完成後のメンテナンス等々。建設会社、工務店、プレファブメーカー、設計事務所等々の建設後の評価を直に集めることが重要だと思います。
- 設計費用は、どれくらいかかりますか?
- 企画段階でご検討して頂いた予算計画等に基づき設計監理契約をして頂きます。 設計監理料としては、予定工事費の10%(設計8%+監理2%)前後となります。 (旧建設省)告示1206号による算定式にて見積書を提出し、用途、構造、規模、設計内容をご確認の上、契約頂きます。 又、設計監理契約後、工事費の増減による設計料の増減は有りません。
- 設計期間は、どれくらいかかりますか?
- 一般的な木造住宅で、企画計画:1ヶ月 基本設計:1~3ヶ月 実施設計:3~4ヶ月 計:半年 程度が必要です。 設計者としては、できるだけ設計時間を頂きたいのが本音です。
- 建築確認申請以外にも許可が必要になりますか?
- 敷地面積、建物の用途規模によって様々な許認可が必要となる場合が有ります。 開発行為、地区計画、水路占用、景観条例、省エネ法、消防設備等々、事前の調査が大切になります。 又、全体のスケジュール計画にも大きく影響します。
- 設計事務所に依頼する場合と、ハウスメーカーや設計施工の建設会社に依頼する違いは何でしょうか?
- 設計事務所の場合、詳細な仕様が決められた設計図を同じ条件で、数社の施工会社に、競争見積もり依頼することが可能です。 同じ仕様でも、有る程度の見積もり価格差が出てきます。 木造住宅の場合、平面図と立面図だけでも見積もりはできますが、詳細な壁の仕上げやその下地の種類、照明器具の種類、給排水設備のグレード、基礎のコンクリート強度や鉄筋の種類等々、詳細仕様を決めることが大切であり、それを表記したものが設計図です。 又、設計費と施工費を別々に支払うと言うことは、設計者は建て主の立場で、見積書のチェックや施工監理ができると言うことになります。
- ハウスメーカーはなんだか、とてもいい工法で機能がいいみたいな気がしますが、どう思いますか?
- 各メーカー共、耐震工法、気密断熱、デザイン等々良いものが多くあります。建て主の希望どおりの物が、そのメーカーにあるかどうかだと思います。耐震性を考える時、基本的な耐震耐風強度がどのレベルか、静岡で寒冷地のような過剰断熱レベルでないか、全体の予算計画に合うか、坪単価工事費には電気照明器具、給排水外部接続費等、即生活できるまでの設備費用が見積もりに入っているかを確認しましょう。大切なのは建て主の希望するライフスタイルの実現と、予算が合うかどうかだと言えます。
- 工務店と話が進み、予算がどんどん吊り上がってしまいました。解約できますか?
- 特定の工務店と計画を進めた場合、途中での工務店の変更はなかなか大変です。契約の時期、内容によっては違約金が発生する場合がありますので注意が必要です。当初の予算計画の中で、予算をどのように有効配分するかが大切になる訳です。又、初期の見積りの中にどこまでの費用が含まれているか、特に電気給排水設備費等のチェックも重要です。設計事務所の場合、設計完了後、数社の工務店建設会社に、それぞれ見積りして頂くことができます。
- 木造・鉄骨・鉄筋コンクリート、建物の坪単価って現在はおいくらくらいなのでしょうか?
- 坪単価(工事費)は、構造、規模、建物の仕様、グレードによって大きく変わります。予算を節約することは大切ですが、特に耐震性能等に関しては節約すべきではありません。問題はその坪単価にどこまでの費用が含まれているかです。一般的な目安としては、木造住宅で65万/坪から~ 鉄骨造住宅75万/坪から~ 鉄筋コンクリート住宅80万/坪から~を目安に計画されると良いと思います。坪単価(工事費)で重要なのは、電気設備、給排水設備、建物外接続費等の費用が入っているかどうか?別途工事が多ければ当然、建物の坪単価は表面上は下がります。注意する重要なポイントです。又もう一つ重要なことは、イニシャルコストと完成後のランニングコストも充分考慮すべきです。ローンの借入保証料、不動産取得税、固定資産税、等々細かいようですが必要になります。
- 家の広さはどのように算出し、適当な広さを確保すればいいのでしょうか?
- 建物は、平面的なスペースの計画だけ考えがちですが、高さ、幅、動線、に加え開口サイズ、仕上げ材、照明等々、空間構成にはあらゆるものが関係します。開口部に関係する、庭とのつながり、部屋の自然光による明るさ等です。平面的なことも大切ですが、その家で、どのような豊かな時間が過ごせるか、どのようなライフスタイルが実現できるかを具体的に想像しながら計画することが設計と考えます。
- 新築住宅を建てたとしても、固定資産税等を払えば結局、賃貸と同じように家賃並みの維持費がかかりますよねぇ?
- 予算計画の段階で、ランニングコストや固定資産税等を具体的な金額で比較することが大切です。
- DIYである程度自分でやれば、安く施工してもらえるのでしょうか?例えば、箱だけを作ってもらって、間仕切りや内装は芸術家のアトリエのようにセカンドハウスのように作れないでしょうか?
- 素人では難しい建物の構造部、外装部等をプロに依頼し、内装等はDIY的に作ることは可能です。当然、内装工事費は下がります。しかし現実的には大変な作業量ですし・・・・ご相談下さい。
- 知り合いや近所の業者さんが安くやってくれるそうなんですが、別々に施工をお願いすることも可能でしょうか?
- 可能です。『別途発注方式』と言います。しかし気をつけたいのは、見積り時、各施工者間の、微妙にどの範囲の施工までするかの見極めは難しい部分が出てきます。例えば、プラスタボード施工時の下地不陸調整はどちらで見積るか?各業者間の仮設養生費はどこに含むか?各業者の施工時期等の連絡調整は誰がするのか?完成時雨漏りがして、ボード、クロス施工のやり直しの責任は、板金屋さんなのかコーキング屋さんなのか・・・?微妙な判断が求められることになります。改修の費用はどこが負担するのか?様々な問題が起こる可能性が増えてしまいます。一般の建設会社が、現場監督さん等の経費を見積りに入れてくるのは上記の費用と責任は元請け業者が負うと言うことです。結論は、『別途発注方式』は多くの危険を含んでいると言えます。
- 地震には鉄骨がいいと言うし、鉄骨は高いし、結露や湿気によるサビに弱いと言うし、木造はシロアリやアレルギー材も気になるし?
- 各構造にはそれぞれ一長一短があり、当初の全体計画時にどの構造が良いかを十分に検討することが大切です。結論は、木造、鉄骨、RCとも構造強度をどのレベルにするかです。計画によっては木造では無理な場合もありますし、鉄骨やRCの断熱材による結露から、カビ等のアレルギー反応を起こす場合もあり、注意が必要です。ご相談下さい。
- おしゃれな家を建てたいのですが、どんな雑誌や本を参考にすればよいでしょうか?目移りしてなにがなんだかよくわかりません。
- 種々の雑誌やWEB等から情報収集して多くの刺激を受けてください。大切なことは、目先のデザインや一時の流行に惑わされないことです。建物の寿命は完成後何十年と存在し、そこで新しい生活が始まる訳です。10年後、20年後、40年後を想像してみてください。一時の奇抜なインテリアやデザインに惑わされないことです。本来の自分の好みや、ゆったりとした空間の中で豊かな時間が流れていく、そんな建物が、飽きの来ない、愛着のある、本当の自分らしい住まいなのではないでしょうか。
- 親が2世帯住宅にすれば、ある程度資金援助してくれると言うのですが、みんなうまくいってるのでしょうか?又、親の介護が必要になりそうなのですが、いろいろと設備がややこしくて費用もかさむと思うのですが、何かいい方法はあるのでしょうか?
- 2世帯住宅を計画するときに、最も大切なのは本音の話し合いです。現在同居なのか、完成後なのかも大きな要素です。メリットも多くあるしデメリットも想像以上だと考えるべきです。お爺ちゃんお婆ちゃんと、お孫さんがゆっくりとした空間と時間を共有する事はかけがえのない経験ではないでしょうか。本来日本人のDNAには、敬老、尊敬、やさしさの精神が有るはずです。しかし、実際にはその大切な時間、年数は多くありません。戦後核家族化が進んでしまいましたが、だからこそ今再考の必要を感じます。又、現実的な贈与税対策、両者の資金計画、補助金制度等々を考慮しなければなりません。ご相談下さい。